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TOP > Computer TELEPHONY WEB版 > 2011年1月号〔CT Interview〕
月間コンピューターテレフォニー
Computer TELEPHONY 最新号

(2011年1月号)

 
CTインタビュー

グループ8400席の運用経験を活かし
「ユーザー目線」のソリューション力を訴求

PSソリューションズ 代表取締役社長
阿多 親市氏

ソフトバンクグループを中心にIT関連サービスを提供する新会社であるPSソリューションズ。親会社のソフトバンク・ペイメント・サービス(SBPS)社長でもある阿多氏は、グループ通信3社のITとカスタマーサービス分野も管掌している。同氏は「現状のITは、ニーズの変化に即応できないうえに保守コストがかかりすぎる。運用経験に根ざした目線で開発し、より利便性の高いサービスを提供したい」と参入の動機を説明した。

Profile
阿多 親市(あた・しんいち)氏
 

PSソリューションズ 代表取締役社長

1982年4月   アイワ入社
1987年8月   マイクロソフト入社
2000年5月   同社 代表取締役社長
2003年8月   ソフトバンクBB常務取締役
2004年10月   ソフトバンク・ペイメント・サービス代表取締役社長(現任)
2007年1月   サイバートラスト(旧ビートラステッド・ジャパン)代表取締役社長 兼 CEO(現任)
2007年6月   ソフトバンクBB取締役専務執行役員兼CISO情報システム・CS統括(現任)
2008年5月   ソフトバンクギフト取締役(現任)
2009年8月   PSコミュニケーションズ代表取締役社長(現任)
2010年6月   ソフトバンクモバイル取締役専務執行役員兼CISO情報システム・CS統括(現任)
2010年7月   ソフトバンクテレコム取締役専務執行役員兼CISOサービス統括(現任)
2010年9月   PSソリューションズ代表取締役社長(現任)

Interview
──PSソリューションズの業務概要を説明してください。
阿多

SBPSの100%子会社として、2010年9月に設立しました。SBPSが展開してきたソフトバンクグループ通信3社(ソフトバンクモバイル/ソフトバンクテレコム/ソフトバンクBB)向けITの開発・販売事業を切り出し、それを継承すると同時にグループ外のお客様も対象にビジネス展開する方針です。

ソフトバンクモバイルの設立以降、グループ通信3社のIT部門は、合体しひとつのオペレーション・チームとして運営してきました。私は、3社のITとCS、最近ではクラウド事業も管掌していますが、最大のミッションとなったのが「3年間で50%のコスト削減」だったのです。その実現に向けて培った手法をビジネスとして進化させることが、新会社設立の最大の狙いとなります。

──具体的な戦略と手法については。
阿多

(コスト削減をもたらした)3つの事業を柱に据える方針です。具体的には、(1)オフショアにおけるITアウトソーシング、(2)オラクルDBの販売・保守代理、(3)コンタクトセンターをはじめとしたカスタマーサービス——です。

(1)のオフショア事業は、大連におけるソフトウエア開発や運用監視サービスが中心です。(2)については、通信3社でオラクル製品を導入しており、IT領域のコストにおいて大きなウエイトを占めています。そこで、同ソリューションの導入や保守を自社で行うために、日本オラクルの代理店となりました。現在、エンジニアは140名ほど抱えており、ソリューション開発や保守サービスを展開する方針です。最後に、(3)のカスタマーサービスですが、グループ通信3社のコンタクトセンターや業務センターで培った技術をもとに開発したソリューションを提供します。まずは、コンタクトセンター向けソリューションとしてリリースするのが「CORELIS(コアリス)」です。

運用経験に基づいた必要機能の抽出
グループ8400席の完全移行に挑戦
──CORELISの概要を教えてください。
阿多

PBX、統計レポート、IVR、CTI、音声録音装置、アウトバウンド・ダイヤラーなど、コンタクトセンター構築に一般に必要とされるテレフォニー・システムをすべて包含した総合ソリューションです。

グループ通信3社では、業務センターを含めると全国で数十拠点、8400席ものコンタクトセンターを運営し、システム構築や運営における膨大なノウハウを蓄積しています。CORELISはそのノウハウを凝縮したソリューションであり、まずは3社のセンターにおいて、今後1年間をかけてマイグレーションするとともに、ソフトバンクグループ外のお客様に向けても積極に展開します。