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TOP > Computer TELEPHONY WEB版 > 2010年9月号〔CT Interview〕
月間コンピューターテレフォニー
Computer TELEPHONY 最新号

(2010年9月号)

 
CTインタビュー

「3年以内に倍増計画」の中核施策は
“SMB侵攻”と“コンサル力向上”

日本アバイア
代表取締役社長
ロバート・スチーブンソン氏

経済環境の悪化を業績低迷の主因として、その回復を待つ経営者は数多い。しかし、日本アバイアの新社長に就任したロバート・スチーブンソン氏は、「仮に景況が好転しても、ITを取り巻く環境がリーマンショック以前に戻ることは絶対にない。新たな成長戦略を描くために、“ユーザーのニーズありき”のビジネスに立脚した提案が必要」と強調する。その軸となる要素として「SMB、WFO、マルチチャネル」の3点を挙げた。

Profile
ロバート・スチーブンソン氏
 

日本アバイア 代表取締役社長

1956年5月   米国マサチューセッツ州ボストン生まれ
1978年  メイン州コルビー大学卒業(専攻:アジア学)、バンカーズ・トラスト・コーポレーション インターナショナル・ビジネス部門 経営研究員
1980年  大日本インキ化学工業 経営企画部係長
1988年  アーサー・D・リトル(ジャパン、ADLジャパン)アジア太平洋化学コンサルティング担当ディレクター
1995年  アイエスピージャパン代表取締役社長兼ビジネスパーソナルケア製品地域ビジネス部門担当ディレクター
1998年  日本ドキュメンタム代表取締役社長
2002年  日本BEAシステムズ代表取締役社長兼本社副社長
2005年  GXS日本法人代表取締役社長兼本社副社長
2008年  EMCジャパンパートナーセールス部門担当常務取締役
2009年  デル ラージ・エンタープライズ事業部戦略担当ゼネラルマネージャー
2010年4月  現職

Interview
──9月の決算期まで残り1クォーターを切りましたが、2009〜2010年のビジネス概況を教えてください。
スチーブンソン

前半はかなり苦戦を強いられましたが、通年ではほぼ前年並みで着地できる見通しです。市場全体を見ると、コールセンター市場を構成している最大の要素であるITインフラ分野はシュリンク(縮小)していると思います。これは経済環境の悪化に加え、仮想化市場の拡大に伴うものです。ただし、サービスやソフトウエアを合わせればマーケットはまだまだ有望です。例えば一部の大手アウトソーサーに対し、収益性に敏感な外資系ファンドが資本投下していることはその表れだと捉えています。

──アバイアは音声インフラを提供することで市場をけん引するトップベンダーとしての地位を固めてきました。その市場環境が厳しいなか、前期は微増、今期が前年並みというのはかなり善戦していると思うのですが、その要因は。
スチーブンソン

テレビショッピングをはじめとした通信販売企業など、成長市場のクライアント様が比較的多いことが挙げられます。また、少なくともハイエンドのコンタクトセンター市場においては競合他社を圧倒した実績を持っていることも大きな強みです。加えてノーテル社の買収も多少貢献しています。

ハイエンド市場は飽和状態にある
中堅・中小は「SaaS」で攻略
──社長就任後、3カ月が経過しましたが、コンタクトセンター市場およびアバイアの位置づけについてどう見ていますか。
スチーブンソン

強調しておきたいのは、経済環境のみが成長を決定付ける要因ではないということです。とくに「今後」を見据えた場合、いかに景気が好転しても、IT市場の構成要素がリーマンショック以前に戻ることはあり得ません。これを前提に経営戦略を練る必要があります。
つまり、クライアント様やその顧客——消費者のニーズを把握したうえでイノベーション・サイクルを回す戦略がこれまで以上に求められているということです。言い換えれば、これを実践していることがアバイアがトップベンダーである最大の理由と捉えています。

 


 

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